わたくしの長男坊が生意気にもゴルフを始めたらしいです。
俺っ!プロになるわー!だそうです。
あるあるな話というか。懐かしい話というか。
実はわたくし27年前くらいにゴルフをやってまして。
その当時勤めていた、会社の社長が、
P君もやってみればという事で始めてみました。
ゴルフ道具一式を社長のお下がりで1万円で譲っていただいた事を今でも鮮明に覚えています。
後からわかった事なんですがプロモデルの大変高価な物だったらしく、素人には難しくもったいない物だったらしいです。
社長に週2で打ちっぱなしでご指導いただいていました。
自慢な話ですがわたくしかなりボールが飛ぶらしいです。
7番アイアンで150mがだいたい普通で180mはど素人なのに超えていたらしいです。(当たれば)
正直その時は練習後の食事が楽しみだったんですけど。社長が連れてってくれるから、しこたま食べて飲んでを毎回ですから。
何ヶ月も過ぎ、社長が仲間内のコンペがあるから来なさいと。
スラックスとポロシャツ、暑いから帽子を着用とのこと。
当時タイガーウッズの快進撃中。
わたくしマネして白い帽子にNIKEのマーク。
買いました。
スポーツを行う時ってどこで誰が見ていて、いつスカウトされるかわからないから。
目立つには流行りは大事ですから。
意気揚々といざ!
尚、ここからは若い時の世間知らずなP青年。
フィクションではなく本当に思ったことをそのまま書くため、
過激なコンテンツが含まれています。
当然、力みまくり。空振りか右か左にボールが飛んでいく始末。
初めはみんなで、わきあいあいだったのですが、
みんな喋らなくなりました。
9ホール終わってご飯だったんですが、きまずいったらありゃしない。
社長が気をつかって、
おーいP君、生中飲むかー?
あっ、ぼくはいらないです。
(心の中で飲めるわけ無いっつうの💢)
それもそのはずです、みなさんシングルプレーヤーでかなり白熱していましたから。
疲れ果てて精神が崩壊したわたくし10ホールから悪魔に化けました。
キャディーさんに言われました。
あなたは7番アイアン以外、使ってはダメ。
、、、。
木の中にボールが飛び込んで、
あっぼく1人で探すんでみなさんは進んでください。キャディーさんも。
本当に置いてかれました。
その瞬間、
なんの罪もない木をアイアンでぶっ叩きました。
バコっ!バコっ!
グリーンで歩いていた時、
足を引きずっちゃーダメだ、グリーンが傷ついちゃう。と社長に言われました。
ナイスパー。みんなで合唱してましたわ。
わたくしは、
はああ?何がナイスパーじゃ、お前の頭がぱーじゃ。
と思っていました。
ナイスショット!みんなでまた合唱。
ガッツポーズする人もいました。
マネしたりましたわ。ただわたくしの場合ガッツポーズじゃなく、みぞおちにアッパーのつもりで。
練習してましたわ。
その日をさかいに、ゴルフをやる事はなかったです。出る杭は打たれました。
若い芽が摘まれた瞬間でした。
こうやって夢をみるのではなく、厳しい大人の洗礼を受けて現実主義になっていくのです。